最近は高齢の父と一緒に冷凍宅食などを利用している管理人です。
我家ではこの先に『87歳の父親が一人でしばらく食事をしなければならない』という問題があって、
こちらの記事 ⇒ 離れて暮らす親の食事！高齢父の一人ご飯問題をどうするか・・
「宅配弁当ってどうなんだろう？」と選択肢の一つとして食べ始めたのが、興味を持ったきっかけです。
このブログでは、要介護じゃないけど「高齢の父親」が、実際に宅配弁当を食べた感想など、リアルな体験談を書いています。同じ様に高齢の親と離れて暮らす事で出てくる「食事の悩み」や不安を抱えている方に、少しでもヒントになれたら嬉しいです。
今回は高齢者向けの宅配弁当がまずい！と言われる理由についてです。
高齢者向けの宅配弁当がまずい！と感じる６つの理由
ずばり、高齢者向けの宅配弁当を「まずい」・・と言って食べない時に出た理由がこちらです。
- 味が薄くて物足りない
- 見た目が悪い（写真とのギャップか？美味しそうに見えない）
- 食感が悪い（介護食じゃなくても柔らかいものが多い）
- 冷凍弁当が水っぽい（温め方法を間違っている場合もあり）
- 味が似通っていて飽きる
- 嫌いなおかずが入っている（メニューが選べない）
食べて欲しいけど「高齢親が拒否する弁当」の継続はムリ です(-_-;)
どんなに栄養バランスが取れていようが、豪華であろうが、食べてくれなくちゃ何もなりません。
私も含めて子ども世代からすると「けっこう美味しいのに、ワガママ言わないで食べてよ！」なんて思ったり💦
ですが、若い世代とは違うという点は私も父に言われて気付きました。
高齢者向けの宅配弁当がまずい！と感じる理由と解決方法を細かく見てみましょう。
1.味が薄い場合【解決方法】⇒通常食メニューを選ぶ
まずいと感じる一番の理由は味の問題で、多くの場合は「味がうすい」です。
宅配弁当はサービス会社にもよりますが、多くの場合、管理栄養士など専門家が献立を考えています。
高齢者向けのメニューの場合など、減塩食や低糖質など健康的なメニューになっていることで安心して利用できる、という事にもなるのですが‥。
特に注文し始めたばかりだと、味に慣れずに物足りなさを感じてしまう事も。
はるさんうちの父もそうなのですが
・・高齢になると、頑固になっちゃって(-_-;)
気に入らないと、食べなくなってしまうんですよ。
親の健康を考えて調整食や介護食などを選んでいるご家庭も多いと思います。ですが、食べてくれないとせっかくのお弁当も無駄になってしまいます。
トクさん味が薄いとしょう油をかけたくなるよ。
せっかく料理研究家や管理栄養士が考えてくれたメニューなのに、しょう油をドバドバかけられたら台無し😭
2.見た目が悪い【解決方法】⇒味が良ければ不満は収まる
ハッキリ言って、冷凍弁当を電子レンジで温める前の見た目はしょぼいです。
和食だとメニューによっては色合いが悪くてまずそうに見えてしまいます（‥すみません）
それから、「冷凍は味気ないのでは？」というイメージがある事も注意！←これはうちの父親です。冷凍食品にマイナスイメージがあって、食べる前から「味気ない」という意識がありました(-_-;)
ですが！
トクさん食べてみれば「意外と美味しいなぁ」
と、なりました。最初は見た目の印象で文句を言っていた父も、けっこう美味しいじゃないか、、となりましたよ！
3.食感が悪い【解決方法】⇒あえて介護食を選ばない
食感が悪いと、味までまずく感じてしまいます。
宅配弁当には多くのサービス会社がありますが、お年寄りから子どもまで全体的に合わせて食べやすい食感になるのでしょう。スーパーやコンビニのお弁当と比べると柔らかめに出来ているようです。
イオンの冷凍弁当も高齢者向けではなかったですが、ブロッコリーなどかなり柔らかいと感じました。
利用する本人の感覚に合わせてあげる事が一番ですが、高齢者とはいっても、最初から介護食を選ばずにまずはお試しセットなどで一般的なメニューを選ぶのもおすすめです。
満足感を得るためにも、食感は大切。
そして、父が気にしていたのは、繊維の多い副菜メニューは噛みにくいという点。
トクさん野菜が多くて体に良さそうなのは分かるんだが・・
部分入れ歯に野菜が挟まるし、食いづらくてイヤになるぞ。
高齢者だと入れ歯の方も多いでしょう。噛み砕かずに丸呑みされたら嚥下の心配も出てきます。
子ども世代が考える以上に、高齢者にとっては食感は気をつけなければいけないポイントだと感じました。
4.弁当が水っぽい【解決方法】⇒保存方法や温め方に注意
お弁当のメニューが水っぽいというのは、冷凍弁当にありがちな不満です。
冷凍弁当は保存状態によっては霜がついてしまいます。その霜が加熱時に余分な水分となって「水っぽい」お弁当になってしまう場合もあるんですよね。長期間の冷凍しっぱなしはおすすめしません。
その他に、付け合わせなどが柔らかめに出来ている場合も、水っぽさを強く感じてしまいます。
それと！
電子レンジで温める時のやり方によっては、水っぽくなってしまうことも！
お弁当を電子レンジで温める場合の加熱時間は、レンジの機種によって違ってきます。
同じワット数でも、仕上がりが微妙に違ってくるので加熱が短すぎると水っぽくなるパターンが多いようです。
その場合には、目安の時間を少し延長してみるとふんわりしますよ。
※ただし、加熱し過ぎには注意！
5.味が飽きる【解決方法】⇒違うサービスを交互に利用する
味が飽きる・・・ これは、宅配弁当だけではなく、スーパーでもお弁当屋さんでも同じですね。
同じサービスのお弁当は味付けだけではなく、容器などの見た目も変化がないのでマンネリ化して食欲が低下してしまいがち。継続すればするほどおこる悩みです。
解決策としては、
・宅配弁当サービスの会社を一つに絞らない。
・高齢者だからと和食に拘らず、新しい味を一緒に試してマンネリをさける。
※年配の方は、食べた事のない味へのチャレンジは難しいですが、一緒の時に食べてみるのもいいかも！
最近は宅配弁当の業者さんも増えています。
送料無料のお試しセットがあるサービスも増えているので、利用してみるのもありです。
我家は沖縄なので、送料がかなりかかります。それがネックだったのですが、送料無料でお試しができるサービスを利用して父に合いそうな宅食を試しています😊
送料無料のお試しがある冷凍宅配弁当サービスには、
などがあります。
いきなり定期便を利用するよりも、まずはお試しで相性を確かめるのがおすすめです。
我家の場合、近くのネットスーパーですら、送料が1500円以上するので（泣）冷凍でまとめて買えるのは有難いです。
6.嫌いなおかずが多い【解決方法】⇒メニューが選べるサービスを利用する
毎日配達をしてくれる常温や冷蔵の宅配弁当の場合、日替わりメニューですでに決まっている場合がほとんどです。
お任せメニューだと、好き嫌いが多い人には嫌いなおかずが続いてしまうと食欲低下になりかねませんね(-_-;)
冷凍弁当の場合まとめて届き、食べる時にお弁当を選ぶことができるので、その日の気分に合わせられる自由度があります。
はるさんお任せメニューと冷凍弁当の常備で、気分を変えてみるのもいいかも。
中には、マンネリ化を防ぐために新メニューを毎週数品開発しているサービスも増えているようです。今後は各社ともに充実していくことでしょう！期待しています。
高齢の父が喜んだお弁当
和食が好きだと思っていた高齢87歳の父が喜んで食べた弁当は、味のしっかりついた洋食でしたｗ
ワタミの冷凍宅配弁当も栄養管理をされているのに、味がしっかり浸みていて美味しいと言っていましたし、ナッシュの洋食は見た目も良くて食欲そそりますｗ
・・私の場合「お年寄りだから薄味が好み」というのは思い違いでしたね(^^;)
他には白米よりも炊き込みご飯など、味が付いたご飯を好んでいます。
逆にイヤだったものは・・食感がベチャッとしたものや、繊維の多い野菜類。
元々ナスが嫌いなので付け合わせのナスは残していましたが、普段は食べるはずの野菜類は、調理の方法によっては食べにくいようでした。
意外と、こちらが食べないだろうな、、と思ったメニューでも試してみたら「美味しいな！」と言ってくれたりと、好みって食べてみないと分からないものです（笑）
今後の健康管理を考えたら、制限食の利用が増えていくと思います。上手に利用したいと思います😊
まとめ
今回は、高齢者向けの宅配弁当がまずいと言われてしまう理由（原因）について書いてみました。
- 味が薄い場合⇒【解決方法】通常食メニューを選ぶ
- 見た目が悪い⇒【解決方法】味が良ければ不満は収まる
- 食感が悪い⇒【解決方法】あえて介護食を選ばない
- 弁当が水っぽい⇒【解決方法】保存方法や温め方に注意
- 味が飽きる⇒【解決方法】違うサービスを交互に利用する
- 嫌いなおかずが多い⇒【解決方法】メニューが選べるサービスを利用する
年老いた親の健康を考えると、栄養面もとても気になることではあります。
ですが、栄養に拘ることで食が細くなってしまうのなら、ちょっとお弁当の内容を考えてみるのもいいかもしれません。心の満足度もけっこう大切かな、と思ったりします😊
1人での食事でも、できるだけ美味しく食べて欲しい！！
そう願う離れて暮らす子ども世代は多いです。
離れて暮らしていても、お弁当のメニュー内容をきっかけに電話での話題も増えそうですし、食欲が低下した場合など体調の変化にも気付くきっかけにもなります。
最近の宅配弁当はサービス会社も増えたお陰で、メニューやサービス内容もどんどん充実していますね！今後もありがたく上手に利用させてもらおうと思っております♪
はるさん参考になることを見つけたらまた記事にしたいと思います。少しでもヒントになれたら嬉しいです。