意外にもイモ類の中では糖分やカロリーが少ないわりには腹持ちがいいのでダイエット向きといえるのがじゃがいも♪
ビタミンCも豊富だし、味が淡泊なので素材が生かせるしいろんな料理に使えて重宝するお野菜なので私も大好き。
がっ、、、スーパーで買ったばかりのジャガイモなのに、切ってみたらジャガイモの中が茶色くなってた!(泣)なんてこともあります。
袋入りのジャガイモってある程度使ってしまってからダメなものを見つけても、今更スーパーに交換に行く勇気がないです💦
なるべく新鮮な野菜を選ぶようにしていますが、見た目は大丈夫でも切ってみないと分からないというのが悔しいww
そもそも、断面が茶色くなった輪っかや斑点みたいなのがあるじゃがいもって食べられるものなのでしょうか?それって腐ってるものなのか・・。
ということで調べてみることにしました。
ジャガイモの中が茶色いけど食べられるのか?
明らかに変色がひどいと食べる気もしないので諦めがつきますが、ちょっと茶色いくらいだとその部分をカットして取り除けば利用したいところです(^^;)
結論からいうと・・
変色がひどい場合(黒色にちかい)や果肉が柔らかくなっている場合などは、病気になっていたり腐っている可能性が大なので、食べるのはやめましょう!
ですが、うすい茶色の変色や小さな空洞くらいの場合は、気になる箇所を厚めにむけば食べても問題はないようです。
・・とは言っても、新鮮な通常のじゃがいもと比べると味や食感は劣ります。
茶色くなったジャガイモの味や食感に変化はあるのか?
うすい茶色に変色したものや断面に筋や輪っかの様な線が入っているじゃがいもは、栽培時の水分不足など環境の影響によることが多く、食感も悪く硬い場合が多いです。
調理するとすれば、素材の味が目立つ様な単品の料理よりも、カレーなどのように他の野菜や味付けでカバーできるようなメニューにする方がおすすめです。
変色部分を取り除いたじゃがいもを料理する時には、食感が目立たない煮込みメニューを選ぼう!カレーや肉じゃががおすすめ♪
ジャガイモの断面に輪っかや斑点とはどんな状態?
同じ様にじゃがいもが茶色や黒く変色していた!という人も多いですね。
うすーく茶色い輪っかも見られますが、ここまで黒いとカットしても食べるとこなさそう・・。
ちょっと無理ですよね。哀しい。。
一昨日の夜買ったじゃがいもの中が5個中3個黒くなってて使えない…肉じゃがの予定だったのに…
— HAL_3y👦🏻 (@mnnitph16) August 15, 2021
黒いところを避けて使えそうなところは使うけど、小さくなってしまったからおそらく煮込んでるうちに溶けるな。肉じゃがが肉にんじんになる予感。 pic.twitter.com/CX1rJho7hM
丸ごと調理してから、中が黒くなっていたら、、考えただけで衝撃的です。
おやつにふかした新じゃがいもを食べてたんだけど、齧ったら中に黒いものが入っててびっくり。
— ちばいぬ (@xxsiscoxx) May 24, 2020
調べたら(恐らく)黒色心腐病というものらしく、取り除けば食べられるとのこと。(黒い部分も美味しくはないらしいけど、食べられるらしい)
虫でも出てくるのかしらんと思った。 pic.twitter.com/LA8w15GGzF
見た事がない状態のじゃがいも・・💦
ジャガイモの中が茶色くなる原因
じゃがいもが変色する原因の多くは、栽培時の環境に影響する場合が多いようです。
成長段階での高温で水分不足の影響を受けたり、逆に雨が降り続いて水分過多で果肉が黒く変色してしまう場合もあります。
症状によって変色した部分を厚めに取り除くことで食すことは可能ですが、症状が進んでしまうと腐っている場合もあるので捨ててしまうことをおすすめします(-_-;)
・青枯れ病・・皮の内側が輪っかになった状態。葉が青いまま萎れて枯れた状態。果肉が傷つきそこから菌が入ることで発生する。多湿の影響も。
・褐色心腐れ病・・果肉の真ん中に茶色の斑点や筋がある。栽培時の高温乾燥で水分不足になり細胞が壊された事が原因。
・黒色心腐れ病・・果肉の真ん中が黒くぶよぶよの状態が多い。多湿や酸素不足によって細胞が壊された事が原因。
・じゃがいもの空洞は、「中心空洞」という生理現象で、急激に発育した場合に空洞ができやすい。
父が家庭菜園でメークインと男爵の二種類を作っているのですが、大きく成長しやすい男爵いもの場合には空洞が出来る場合もありました。細長いメークインで空洞になったのを見た事がありません。
空洞ができることは生理現象なので病気ではなく、空洞になった部分を取り除いて食べることはできます。
しかし問題は、この空洞になった部分からどんどん腐ってしまいます。気づいたら早めに処理しましょう。
空洞のあるジャガイモは中が黒くなってすっごく臭くなりますので、食べないように注意です!・・そんなじゃがいもは食べないとは思いますが💦
空洞化したじゃがいもは外側からは分からないので、購入時に注意することができないのが残念です。
メークインなど小さめのじゃがいもは空洞化はしにくいようなので、品種で選ぶこともありですね♪
じゃがいもを切って時間が経った後に出る表面の変色は?
料理をしている途中でカットしたじゃがいもをしばらく置いておくと表面がうっすら茶色くなる事があります。
さわるとちょっとザラッとしている感じ。
これは、じゃがいもの酸化が原因です。
じゃがいもをカットした時に、水にさらさずに時間が経ってしまうとなりやすいのです。
チロシンという成分が酸化して茶色く変色してしまようですが、味や成分への影響はないので食べてOK!
切った後の変色防止!
・じゃがいもを切ったらすぐに調理する
・水にさらす
・軽く熱湯をくぐらせる「ブランチング(加熱処理)」をする
ブランチングをすると冷蔵庫で保存しておく場合でも変色を防ぐことができますよ^^
レンコンなども変色しやすいので熱湯を通してから調理しています。
切ったじゃがいもの変色防止方法を詳しく書いた記事がこちら。
>>じゃがいもの変色防止は簡単!切った後にやる事と食べてダメな色は?
食べてはいけないジャガイモとは?
中が茶色に変色したり、空洞があった場合でも、その症状によっては悪い部分を取り除けば使えることもできますが、状態によっては食べてはいけないじゃがいももあるので注意が必要です。
ジャガイモが緑色になったり芽が出た場合
父が家庭菜園で作ったじゃがいもが、緑色になることがあります。しかも、皮に斑点まで(汗)
この皮の表面にあるデコボコは、大根などにも起こる病斑で、乾燥している土壌で発生するそう。
緑色した部分にはソラニンなど天然毒素があり、大量に摂取すると食中毒をおこす部分でもあります。(緑色の部分よりも芽の方がもっと毒性はあります!)
参考:詳しくはこちらに書いています
>>じゃがいもが緑っぽい(青い)けど大丈夫?皮をむいて食べ続けた私の経験談
でも中は・・腐っているわけではなかったので、私は皮をかなり厚くようにして食べていますが、
小さめのじゃがいもが緑化している場合には、中の白い部分まで毒素が回っている可能性が高いので食べないようにしています。
真ん中部分が半透明のような筋状になっていますが、これは栄養分を中心まで届ける管(維管束)が少ないために色が薄くなって見えるようです。問題はありませんので食べてOK
じゃがいもの緑化は、栽培時に寄せ土(じゃがいもに土をしっかり被せること)をしていないと、日光の影響を受けてソラニンやチャコニンの毒素が増幅してしまいます。
家庭菜園や学校などの授業などで育てられたジャガイモは盛り土が少ない場合があって、緑色になってしまう事も多々あります。
それから保存する場合にも光の影響で緑化するので、光にあてないように湿気の無い暗い場所で保存することも大切ですよ~。
ジャガイモが腐った時はどんな状態になるのか?
じゃがいもの中が茶色になっている場合でも状態が大きくないものは食べられる事が多いのですが、腐ってしまったらダメです!
思い切って捨てましょう。・・お腹を壊してしまいます。
↓ これ、わたしが放置してしまった父が栽培したメークイン(-_-;) すっかり芽が出てるしカビも。。ごめんなさい。
画像ではあまり分かりませんが、触ってみると柔らかくなっていました。
腐っているのか?と思った時のじゃがいもの状態は・・
腐っているじゃがいも
・芽が出ている(少量の芽ならしっかり芽の部分を省けば、私は食べています)
・表面にカビが生えている
・触るとぶよぶよして柔らかくなっている
・悪臭がする
・茶色の液体が出ている
腐っている状態は見た目にも臭いもあるので分かると思いますが、迷った時には思い切って捨てた方が安心です。
農家さんがじゃがいもを保存する時に注意している事などを書いた記事もあります。
>>じゃがいもの保存方法を農家はどうしてる?長期保存のポイントはここ!
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家庭菜園で毎年じゃがいもを育てている父も、雨が降り続くと根腐れを起こして実に影響しないかと心配していました。
雨が降らなくても硬くなるし、雨が多くても変色するし、、作物を育てるというのは自然相手でとても根気のいることだと感じます。
価格も安定していて、いろんな料理に使える便利なじゃがいも。安心して美味しく食べれるってありがたいです。
少しでも参考になることがあれば嬉しいです^^